マイミクのよしかわよしかわさんの日記にもTATOOの話題が出ていたと思ったら、今日TVでTATOOの賛否がディスカッションされていた。
「いつか、うなじか腰に彫る?」
と、数年前M美と怖々言い合ったりしたけれど、最近、MRIにかかれないと聞いたので、ヤッパ無理。んで、痛いのは耐えられない。
「弱クソだね。」
と、M美にいつも言われますが。
大学入学の記念にピアスをとママに言われていたのを逃げるように京都に発ち、夏休みで初帰省したら外科に引っ張って行かれ、両耳に純金のピアスを装着されて、お医者様に一言、
「純金だし、柔らかいし、取れやすいので気をつけてください。」
と、言われ、夏だから毎晩しっかり消毒しなければとか、色々なプレッシャーに潰されそうになった。
で、とんでもない事に・・・。
消毒が終わったら、しっかり装着する。代々伝わる純金を紛失してはならない。でも、装着それ自体がまだ怖い。やがて無意識に授業中とかにも確認のようにギュッギュと耳にフィットさせるようになった。
或る日、ルームメイトである先輩に「もう辛い。先輩、片方、付けてください。」と、頼んだ。
「こう?」
先輩も自信なさそうなので、鏡を見て、
「そう。ありがとうございます。」
その頃はもう冬だったので、消毒はしなくてよかった。
数日後、付けてもらった側に寝返りを打つと、なんとなーく、痛い気がした。
更に数日後、冬休みで二回目の帰省をし、実家の枕で何回か眠って、やはり痛い気がするので、
「ママー。一寸、こっちの耳見て。」
髪の毛を両手で上げて耳を覗いたママの凍りついた表情を見て、
「何何???何?どーした?もー。ママ!!」
ママは絶句したまま首を横に振った。
「ママー!!」
半泣きになったら、ママが言った。
「う、裏の、と、留め金が・・・耳ん中に入っちょー・・・。」
先輩は、留め金を逆向きに装着し、その上、無意識に私自身がギュッギュと、落ちない対策をしていた為、徐々に・・・(グロくてすみません)。
「ママ、び、病院。」
しかし、時は金曜の夜。
「月曜日まで我慢しなさい。」
三晩、姿勢良く仰向けで眠りました。
血まみれの金具をトレーにカチンって投げ、お医者様は言った。
「見なさい。戒め。患部が治ったら自分で付けなさい。」
はい。
ドラマとかで銃弾入れるトレーだ。
前にも紹介したが、幼い頃から祖母のTATOOが好きだった。
左手の甲の花のTATOO。
好きだったけれど、幼心に悲しいもののような気がしていて、話題には出来なかったが、いつも見とれた。
多分、TATOOだけならよかったのかもしれないが、祖母は纏足だった為、本当に悲しげに思えたのだ。
まぁ、そんな格好で「一寸日本まで」っつって出て行ったまま帰らない祖父を追いかけて16歳で来たという情熱があった人なのだから、「DNAに聞いてもいいっすか?」って気持ちにもなる。
「刻まれた花」の記憶。
最近また、彼女の遠い記憶を現のまま辿っているから、深夜に『花より男子』の中国実写版を観ていて、主人公の女の子が祖母と同じところにTATOOをしていたのを発見した時にはビックリした。
まぁ、遠い記憶にフラッシュバック!とまではいきませんが。
纏足と同じで、子供ん時に彫られたのかなぁ。
いったそー。
そういえば、前回帰省した時、
「ママ、ピアスは?」
と、聞いたら、
「は?ピアスなんか、しませーん!みんなしてるし。」
絶句するわ!!!
画像は、代々伝わる新生児用ブレスレット。
私も、現在スキー三昧の息子も付けました。
あ、勘違いしないで!我が家には一切金目のもの、ないから。
ドロボーに入っても、ハウスダストにヤラレるだけだぜ。