「juriちゃんって…。」
SAMURAI BLUEのユニフォームに着替えて黙々と仕事をし始めると、徐にBUNちゃんが口を開き、言い淀んだ。
「なに?」
手を止めず真顔で一瞥だけくれて訊くと。
「や。俺のユニフォーム着てるjuriちゃん見てたら。」
「なんや。」
「もっすご撫で肩やなぁ。」
仕事の手が止まり。
「うん。」
カウンター越しにBUNちゃんとK君が爆笑している。
「まぁ、生活に支障はないやろ。」
「あるで。カバンは肩にはかからん。ブラひもは常に落ちる。支障あるわ。」
juriです、こんばんは。
西野ジャパン先ずはおめでとうございます。
全てが終わって。
「どんな爆音のエレクトリックなライブよりも若者たちの生声の方がはるかに音量大きいのね。私は試合中ずっと考えていたことがあるねん。この若者たちのエネルギーを、発電か何かに使えないだろうか。」
「juriちゃん。それはもう三木谷さんがやってるんだよ。」
「まじ!?」
「楽天のスタジアムでは、実現してるんだよ。」
そっか。