art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

『そのまま』 TheRedKing

rubenjuri2015-07-28

それは突然に訪れる。
しかしそれは己にとって突然であるというだけで、セガレは受け入れる準備を整えて待っていたのだ。


満を持しての質問。


ありのままで居た人生。
時代も少しだけ己には甘かった。
そして女性性故のことでもあった。
姉は手放しの妹に危険性を感じていたに違いない。
しかし
己はそのままでしか生きられなかったのだ。



そんな背景を全て話した。
母は強く、怖いくらいに業が深いのが災いすることもある。
そこをコントロールしていくことが己の課題でもある。



高校時代に執筆したセガレのレポートを例に挙げる。
もし
あのレポートを提出した以降に周囲から動きがあったとしたら、セガレはどうなるだろう。
当初はそれを秘かに懸念した。
レポートの内容を母として誇りに思った己は、平静を装い、遣り過ごした。
周囲と時代に感謝したい。



しかし
社会に出るにあたり、根強くスピリッツが残る世界もある。
セガレが
今、訊いてくれたことに感謝する。
そして何より驚いたのは、
セガレが今では判断して使い分けていたということだった。
想像以上の社会性であり
想像以上に大人になっていた。



母は信じる生き物でしかない。
そうでなければ宇宙は回っていかない。
それに尽きると言っても過言ではない。
ときに
ママみたいな母親が居ても、それは仕方ない。
それも宇宙なのだ。
愛の深さは自己中心的であるが歪ながらも子供達は育った。
母は
母はこれからも
トラウマの呪縛を払拭しながら平静を保って維持して生きていくだろう。
似ている面と
似ていない面との
優性遺伝



せっかくセガレはハーフなのだから
武器となる。



母は純血を振りかざす。
おんなだからだ。



あなたはきっぱりツカイワケなさい。



お寿司にしたのでギョクをたっぷり作った。
昨日は奇しくもmisaちゃんがいちごと向かい合っていて、泣けてきた己だったが。
まさか、今宵の食卓で我が家もセガレと向き合う流れだったとは。


感謝です。

ごちそうさまでした。
ありがとうございます。