art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

TALE

rubenjuri2011-03-01

強くなっていくか淘汰されていくかの分かれ道なのだろう。
戦ったり争ったりするのならば、後者で本望だというスタンスで生まれてから今日まで来たけれど、守るべき人間がひとり存在する事を、自覚すべきなのだ。
行くべき方向は知っている。
まだ選んではいない。
すべき自覚も、理屈だけ。


折に触れて思い出す、甥の言葉。
ちびちびの頃、母である、私の姉にだけ吐いた、奴の台詞。
「juriはjuri。苗字もない。juri。」
いつだってちびちびたちは、私を1コの、ただの、juriとして見ていてくれる。
新卒で行員に決まった頃、ビビンバガッツ氏が奴に言った、「juriさんが叔母さんなんて、信じられないよな。」という言葉に対して、まだ、こう言っていた。
「juriは、叔母ではないですね。juriでしかないですね。これは、変わらないです。」
え。
ずっと、モノ心ついた頃から、コイツは変わらず、そう思っていたのか。


紫折んさんの走り書き。ちびちびTクンにとってのjuri。
「友達でもなく、母でもなく、何だ、何だ、Tのお話の主人公みたいな位置。面白いとこ、感じたものだ。」
なんて光栄な。
ジェントルマンの物語の1頁に登場させてもらえている。
私は彼の気を惹くだろう。
持っている物を自慢するだろう。
彼は後で母に私の噂をするのかもしれない。
なんて素晴らしい人生だろう。


juriです。
こんばんは。
それで充分しあわせなのじゃないか、って。
まだ、思っている。