チャリTシャツ、いかがすかー。
タコ、凄っ!!
juriです、こんばんは。
黒木瞳似の女性から彼女としてのバトンを受け取って、7〜8年といったところでしょうか。
彼は病床にありました。
「私は去るわ。この子をよろしくね。」
横たわる彼に抱きついて、耳元で、そんな事をささやいたのでしょうか。
彼は何度も頷いて、横たわったまま彼女を抱き返していました。
彼女が体を離してから、彼は優しい瞳で私の方を見ました。
私はじっと黙って、時折、微笑んで私を見る彼女を見たり、彼を見たり、このバトンタッチの儀式の中に、緊張気味に、真剣に、身を置いていました。
その頃のNOTEには、克明に一部始終を記していて、後に、此処でも全編紹介したけれど、今は、このくらいしか、憶えていないのです。
次の日に記したのだけれど、その後の事は、自分でもわからない。
どうなったのだろう。
私と彼は、10歳くらいの年の差があり、私は彼を心から尊敬していて、彼は私を優しく包み込むのでした。
どうなったのだろう。
しばらく忘れていたのに、数日前に、ふと、思い出しました。
どれだけ背伸びをしても
差は縮まらない。
それでもいいって、楽に、想わせてくださる方。
黒木瞳によく似た大人の女性と彼との長年の愛は、あの儀式に身を置いただけで解るくらいの大きなものでした。
私は彼女にそこまで連れてこられたのでした。
本当に緊張しました。
同時に、おふたりの愛に包まれて安堵も覚えました。
厳かでした。
素晴らしい経験でした。
不思議な経験でした。
居場所が確保できて。
juri