日常。
員数をカウントしながら、薬も効いていてなのか、ごく、平和な気持ちで忙しさを味わっていた。
作業が立て込んでいることが有難い。この広い店内で、こういう黙々としたことが。
例えば。
乾きがありがたいこともある。
乾きに喘ぐタカシさんに憧れることもね。
それは、
己が山陰に生まれたからか。
「夜明けとともに流される」のは、まもりたい人たちが居るからだったり、「夢の続き」を見たいからだったり。
だから、砂漠におっ放り出したわけじゃなくて、サディスティックな感情でもなくて、「腕組みしながら」風を浴びる男くささが好きなだけだったりするんだ。
この国は辛い。
だから、
除湿器が欲しいです。