たまにクスクス笑っている。
「なんですか。」
抗議の眼差しを向けると、かえって一層笑われる。
憮然としてみる。
しては、みる。
今日は、待ちに待った完全オフ。
ってか、コーラスのミーティングも、その後の、11月の本番に向けての第一回目の練習も、「休ませて」と、前もって断っておいての、完全オフ。
今日、休んでおかないと、明日から来週いっぱいまで、休みはニャイ。
それに、編集からひと時解放された、唯一の休み。
夕方からは、“転ばぬ先の”治療院と、発作の時に搬送された病院に、発作の、“転ばぬ先の”薬をいただきに、ハシゴ。
とっても時間がかかりました。ごめんなさい。
『カプセルA』の或るセリフを、umeがもの凄く気に入ってしまって、コトある毎に、それを私に向けて吐いていた時期があった。
顔で笑っていたが、「うるせー」と、ムカついていた。
自覚しているから本に書いたセリフだ。
umeは知っていたハズだ。泣くくらいムカついていた事を。
「オレ、juriの葬式、弔辞で、これ、最後に言う。」
或は、その時まで、封印しているつもりか。
もう、一切、言わなくなった。
実際、今は、違う。
それがアイツにもわかるのか。
最初、このセリフだけカットできるように考えた。
ムリなので、本編全て、お蔵行きにしようと思った。
去年、そのつもりで、素材をおっ放り出し、『カフェ・アートP』を撮り、発表。
結果的に、SMUGに導かれ、もう一度『カプセルA』に向き合えて、良かった。
あの素材で、出逢った音で、おっとクリップで、完璧になる。
ume、訳わからんだろうけど、ありがとう。
上映会当日、夜。
ヘベレケのumeが、どっかの駅前のどっかの飲み屋から電話してきた。
「こらjuri!お蔵に入れようなんて、金輪際思うなよ。」
umeだってムカついていたのか。
本読み頑張って、カット割り踏まえて、監督のテンション待ちして、モチベーション保てる限界まで急いで。
それなのに、素材おっ放り出して。
ごめん。
「良かったと思うよ。カンヌに送っとけよ。」
「craraさんの言葉噛み締めて、次回からは創るよ。」
「馬鹿、次回の事言ってんじゃねーよ、とにかく、今、送っとけよ。」
「おまえさー、これさー、」
「うるせー、電話代もったいねー、切るぞ、送っとけよ。」
酔っぱらいめ。
酔っぱらいめ。
皆さん、ありがとうございます。