ピアノん中を覗く。
ごめんね。
ごめんなさい。
カリスマに窶してもらう。
髪型、変えました。
元家に帰ると、セガレは眠っていました。
例によって、安心して、一緒に眠った。
夜。
内から光合成、第二弾。
「旨い」
「切ない」
「愛している」
スルーし続けるセガレの横顔。
安心していただける食材の有難さを、ふたりで、存分に、2食、きっちり、噛み締めて。
食材を囲む、静かな、お互いを反芻する、感謝の時間。
またウトウトしていると、
懐かしい名前で着信。
「juriぃ?こうちゃん、逝っちゃったよ。」
「誰?」
「こうちゃんだよ。」
それは、中学校の時につきあってた(手も繋がないけど)子の名前。
キャッチ着信。
皆、私に知らせようと、混雑しているね、きっと。
試験勉強中のセガレに、
「アンタの学年の時につきあってた元カレがなくなっちゃったよ。」
セガレはスルーせず、正座して見上げている私の目をじっと見下ろして、何度も何度も頷く。
コイツのこんな表情を見ていると、craraさんのセリフを思い出すよ。
craraさんに、ずっと、会いたいまま、しばらく会っていない。
私はいつだって、セガレが机に向かうのが嫌で、
「お菓子食べたい。ずっと待ってるのに。」
と、駄々こねたり、
リビングから大声で呼び続けたり。
ねぇ、ねぇ、愛しているんだよ。
一刻も早く、職、探すからさぁ。