私の前に仁王立ちのチビ・ヒーロー。
買ってもらいたての、まだ一体ずつ箱に入ったままのフィギュアを、両腕に抱えている。
どうやら、店内のお客様のお子様。
「おっ!」
リアルにデカいリアクションとってしまったのち、小声で、
「みせて。みせて。」
と、ささやいてみる。
エース兄さんじゃん。初代マン兄さんじゃん。
「なぁ、なぁ、ヤプール人、嫌だよねぇ。」
ささやく。
ノー・リアクション。
魔の手をのばすヤプール人への嫌悪は、まだ芽生えていないのだな。
嗚呼、愛すべき異星人・怪獣・怪人たちよ、チビッコはヒーローに夢中だぜ。
レジを済まされたお客様、チビ・ヒーローを伴って退店。
juri:「可愛かったなー。」
ビューティ:「可愛かったですね。」
j:「欲しかったな。」
ビ:「そっちかよ!!あーあ、言うと思った!」
j:「エースはともかく、初代マンの二の腕と腰は、ただモンじゃないからね。」
ビ:「そうですか・・・。」
j:「3体共、欲しかったな。」
ビ:「あの子もかよ!!」
最近、ビューティのツッコミは伸びたなぁ。
いいぞ。