art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

頭蓋・手首

rubenjuri2007-02-11

 「なぁjuri...」
 不夢不無を看取った後、作家仲間で病院のロビーに集まって今後の相談をしていた時、ふと、陶芸のT氏が言った。
 「そういえばオマエ・・・」
 「何すか?」
 「昔からゆーとったなぁ。」
 私も含め、一同、T氏をジッと見た。
 「嘉事さんがあっちに逝ったら、葬式で花火打ち上げながら脱ぐって。」
 全員、一気に力が抜けた。
 「やるんか?」
 「やるかよ。」
 「やれへんのんか?」
 「生き返るならやるよ。」
 「やれや。」
 「生き返らなかったら、ハズイじゃないですか。」
 「そうか。」
 「素ッパのまんま私も棺桶入らなきゃって感じっすよ。」
 「そうか。・・・嘘やったんか。」
 何をしみじみ言ったんでしょう。
 juri頼みかよ。
 開店前の、愛しい大切な店内を、一人きりで掃除しながら思い出していました。
 一気に、いっぱい、色んな事が、変わり始めて、動き出して、
 始まるよ。
 引き裂かれるような切なさも伴って。
 「離さない。」
 ありがとう、新上司。スキダ!!
 今はガッチリとUFOキャッチャーのように頭蓋をhuntされているけれど、
 所詮、誰かの掌の中。
 宇宙巡視中。