「なぁjuri...」
不夢不無を看取った後、作家仲間で病院のロビーに集まって今後の相談をしていた時、ふと、陶芸のT氏が言った。
「そういえばオマエ・・・」
「何すか?」
「昔からゆーとったなぁ。」
私も含め、一同、T氏をジッと見た。
「嘉事さんがあっちに逝ったら、葬式で花火打ち上げながら脱ぐって。」
全員、一気に力が抜けた。
「やるんか?」
「やるかよ。」
「やれへんのんか?」
「生き返るならやるよ。」
「やれや。」
「生き返らなかったら、ハズイじゃないですか。」
「そうか。」
「素ッパのまんま私も棺桶入らなきゃって感じっすよ。」
「そうか。・・・嘘やったんか。」
何をしみじみ言ったんでしょう。
juri頼みかよ。
開店前の、愛しい大切な店内を、一人きりで掃除しながら思い出していました。
一気に、いっぱい、色んな事が、変わり始めて、動き出して、
始まるよ。
引き裂かれるような切なさも伴って。
「離さない。」
ありがとう、新上司。スキダ!!
今はガッチリとUFOキャッチャーのように頭蓋をhuntされているけれど、
所詮、誰かの掌の中。
宇宙巡視中。