小磯良平記念館。
ずっと前から、元上司と『石坂春生展』に行こうと約束していた。
ライターのK氏が招待券を数枚くださったので、日にちを摺り合わせた。
今日、JRの遅れのせいで試験が受けられずに戻ってきた19歳ちゃんも連れて、3人で行ってきました。
一昨日、息子は不夢不無のモニュメントを二つも確認し、内心で激しく喜んでいたであろうに、そしてそれを私も羨ましく思っただろうに、今日私は、小磯記念館前の不夢不無のモニュメントに会うのをすっかり忘れてスロープから出て行った。
息子だけが交信したという事か。
繋がらない。
通じて・・・。
そういう事か。
テンポを変えてもアンニュイな乱期のただ中に置かれる。
のみ込まれる。
海。
静寂。
辻褄を合わせるあなた・・・。
「居ろよ」と、置かれる。
承知した。
繋がらない。
通じて・・・。
真実じみた25分。