art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

理由

rubenjuri2007-02-15

 ビューティ:「juriさんって、彼氏の前で泣いた事ありますか?」
 新上司:「愚問だよ。」
 juri:「なんで愚問なの?」
 ビ:「ないんですか?」
 j:「・・・ないな・・・。」
 新:「ほらね。ある訳ないじゃん。」
 j:「なんで?泣く気は満々だよ。」
 新:「でも、ないんじゃん。」
 

 昨日、そんな話をして・・・。
 今日、仕事中に、オフのビューティからの着歴を確認した。
 気になる。
 やがて、「juriさーん!!」と大声で彼女は店に登場。
 予感的中。
 きっと、胸に飛び込んで来る。
 受け入れ態勢準備を速やかに。
 っていうか、タッパがほんのチョッチ足りないから、抱きしめられる形に。
 どんどん右肩が冷たくなる。
 もらい泣きするな、頑張れオレ。
 新:「あれ?どうしたの?泣いてんの?」
 空気の読めない奴が可愛くチョロチョロし始めたぞ。
 新:「何何?何かあったの?」
 ウザ可愛いぞ、あっち行け。
 でもオメーが来たから、オレが泣かずに済んでいるか。
 だって、泣きたいのはこっちだもん。
 形だけ見たら、抱きしめられてるのは、こっちだもん。
 でも、ポーカーフェイスで受け止めて、頭や背中を“手当て”している。
 それによって、己も確実に癒されていく。
 ありがとう、ビューティ。
 新:「よかったら、話、きかせて。juriさん、休憩いってきまーす。」
 新上司は、ビューティを連れて店を出た。
 こちらを振り返るビューティ。


 右肩、びっちょり。
 そして、誰も、居なくなった。