さてと。
劇団オレ。
芝居とかって照れ隠しに言うけど、ちょっと違うのかも。
何度やってもやっぱりラストふつかはヤバい。
手を振り駆けて来るチビッコたちやご夫人の笑顔が、何故か前日までの其れとは違って見える。
「今のは本当に感極まったんじゃないですか?」
「え、ええ。」
否。
本当は、もう、ずっとずっとヤバいのです。
候補が。
夕食を始めるわたくしめのところを覗きに来。
「本当にありがとうございます。」
え?
立ち上がる。
「いえ、恐縮でございます!」
こちらこそ。
ありがとうございます。