art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

思い出した理由

MAMIから送られてきた山陰の藻塩が練り込まれた半生麺の出雲蕎麦を、吉本商店さんの丹波黒大豆煎餅と共に食べました。

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ご馳走さまでした。

 

 

県立有馬高校の「職業人インタビュー」という授業の話は此処で何度かしているかと思うが。

「お前は頭が硬いから身なりを整えて来ると思うがダメだぞ。いつものお前で来い。髪の毛も黒くするな。服装もいつも通り、否、ステージ仕様で来い。」

「あーはいはい。」

実際、嘉事氏と私はいつものように表現の仕事をしただけで、寄って集ってのインタビュー責めはなかった。

後日届いた生徒たちからの礼状では口々に「何だかわからなかったけど何か凄かった」と。

 

 

タモリのレコードを1枚目から全て順番に聴いている。

発売当初から欲しいレコードではあったが、今聴くことに意味があったと気づくと同時に、ふと、リアルタイムで聴いていたとしたら、嘉事氏と赴いた職業人インタビューの折に寄せられた礼状のような「何だかわからんが何か凄い」というような感覚を得たのだろうか、と、その必要性もイメージした訳である。

 

 

てな訳ではあるが、遡るなら一気に発売当初に遡るべきで、中途半端に遡ると逆効果だっただろう。

それならば今で良い。今が良い。

実際にセルメンを演ったりボッサ演ってみたりしているからこそ入り込める世界だからな。

 

 

さて、嘉事氏が私に懸念していたことはもうひとつあった。

「ねーねー。1年生の授業なんて聞いてなかったよ。」

「それがどうした。」

「もっと噛み砕いたのに。もっと違う演目にしたのに。」

「・・・。」

 

 

それがどーした。

ってことだ。

so what...

 

 

とまれ、何度も叫びたいのだ。

タモさんお帰りなさい。