art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

逆にリフレッシュ

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懐かしい作家仲間が2人来店。

かるとん吉田・タケモリチエコ両女史。

嘉事氏を交えて、何時間も四方山話。

過去を振り返らない性分でも、フラッシュで撮りたい衝動が沸き起こるのは俯瞰で「撮りたいなぁ、うん、うん。わかる。」と、そこに置く。フラッシュだからすぐに消える衝動でもあるのだし。

「それはそれ。」

「作品として在るモノを、一度だけ発表して終わったそれを、今、出したら凄いと思う。それも思うし、あの時代だとしても、例えば東京に珠里ちゃんが居たら、それもそれで違っていたと思う。」

女流作家3人、何時間も語らった最後にはいつも私の映画の話になる。

どんなに違う話をしていてもだ。

当の本人は映画という過去を忘れていたりするから、新鮮な気持ちになる。

メガホンを取っていたのは、ほんの4・5年。

賞を取った恩返しに、数年のブランクを経て、1本追加。

映画で言いたいことは全て言った。

フラッシュで来る衝動は、それだけでしかない。

「でも作品は在る。」

造形のふたりの見解は斬新だな。

一理有ろうな。

そう考えると私はやはり音楽的なのだろうな。

形があり、形がない。

瞬間の表現。

だからこそ音源を残すことも必要で、映画も、作品として残せるものだったという、折衷モノだったのだろう。

 

だとしたら、私の役割はやはり残すことを率先するということなのだろう。

 

かるとん・竹森両女史、会いに来てくれてありがとう。

嘉事さん、今日もありがとう。

 

 

オープンして本当によかった。

今日も今日とて感慨無量。