丁度1年前に【モノクローム展】で、その全作品をRyancの楽曲をモチーフに制作し出品された、イラストレーターの薫さんからのバトンを受け取りました。
本の中身についてには触れないという縛りで、7冊との事。
①まずは、Ryancというバンド名の由来になった、この1冊。
入浴時にはコレ持って風呂入って読み耽っていた時期があるので、ふにゃふにゃ。
②1冊というか、ひとりの著者は、彼。
大学の4年間は彼1色だったのですが、卒論を書くにあたり、彼の研究をした前例が学内になかったのと、資料も皆無だったので、紹介状を書いてもらって京大の第4図書館の鍵を預かって、中から施錠し、1日資料集めに没頭したという思い出があります。
後にリーダーの旧バンドのメンバーさんで同じ卒論テーマだった方と出会い、改めて己が導かれ生かされているという実感を新たにしました。
③大学時代の話になったので、この方のも。
『金閣寺』で大学を知りました。受験に足を踏み入れて直感的に「此処だ」と確信しました。
受験は論述式が圧倒的に多く、「由」と、思いました。
MISHIMAに感謝。
④元ダンが当時の上司に言付かって手元に来た1冊。
「部下に本を渡すなんてありえないし、ましてや飛び越えて妻に渡すなんて、よっぽど気に入られたんだな。」
って、その時。
1度か2度、お会いした時に実存主義についてだったか、話が弾んだような。
内容については触れない縛りでしたね、控えます。
⑤これは割と最近の1冊。
「買おうと思う」と当時の上司に言ったら、調達しておいてくれました。
著者は暑さのあまり、湯船に水を張り、浸かりながら執筆したとの事。
お笑い芸人さんを廃業されて取り組まれたミステリーです。
⑥図書館で借りた本なので、たまたま当時撮った写真に写り込んでいたものをトリミング加工で。
兄はコピーライターの前職で、梅原猛氏の担当編集者だった頃があり、直筆原稿を目にする機会もあったというのに、当時大学生だった私は西洋哲学にしか興味がなく、一瞥もくれたことがありませんでした。
最近、「梅原先生お元気だろうか」と思い出した矢先に、召されたニュースに触れ、この1冊に出会ったので借りました。
私と同様、梅原先生も最初は西洋寄りの研究をされていたのだとか。
語弊はあるが、西洋思想では「何か限界がある」と仰る先生の気持ちはわかります。
⑦そして大トリは、こちらの1冊です。
昔、リーダーからプレゼントされたものです。
リクエストを募る派のリーダーが唯一、サプライズでくださったモノです。
私もその後、親友にプレゼントしたことがあります。
贈られて嬉しくて
贈って嬉しくて。
こうした機会でもないと気づかない流れを感じました。
お借りしている現身の細胞は入れ替わっても全くの別人にはならずに、すなわち導かれ生かされていると気付かされます。
ありがとうございます。
薫ちゃんありがとう。
次にバトンを渡すのは、中学の同級生、正にヒーロー、タナカです。
よろしくね。