art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

冬の月が君を照らす

ママが月に戻ってから初めての新月

ノートにそのしるしをどこかにと思いながら頁を開くと、赤いステッチが。

ママだ。

「ママがここに帰ってきて初めての頁だよ。」

そう言っていた。

 

 

ずっと。

今もなのだな。

 

 

ママの終の住処になった施設にママの荷物を引き取りに行き、姉と叔母と仕分けしていたら、「名前がマジックじゃなくて刺繍になってる物があるね。」と。

それは、私が用意したもの。

私が用意したものには刺繍で名前を記したよ。

棺に入れたハンカチや衣料品も。

ズック靴も。

私が小学1年生になった時にママがやってくれたのを、そのままやっただけだよ。

私は母になってセガレにはやらなかったけど、ママは孫であるセガレにもやってくれていた。字数多いのに。

 

 

だから丁度真ん中の頁だったってのもママの計算だったような気もする。

そして、そのノートの真ん中のステッチが何故か白じゃなくって赤なのかっていう素敵。

そんなノートある?

白い頁に赤いステッチ。

 

 

「ふたりだけしか知らない思い出がたくさんある」

 

 

笹みどりの歌謡ショーだけじゃないもんね。

 

 

本日、新月の朝、パパのお位牌の横にママの戒名が刻まれました。

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コンビニスイーツっす。

ルビーチョコのん。